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第1回 「 人・馬 一 体 」
yoshino
 

そのクルマの原産国へ行くと、な〜るほどね!だからこう言うクルマが 出来るのね!と、思わされることが多い。

世界のクルマ産業のほとんどがヨーロッパ・日本・アメリカであり、 その歴史・文化・社会的背景にはそれぞれ特徴的なものがある。

私はいつもそれは空港に降りた瞬間から感じ始める。客待ちをしているタクシーの車種・ボディーカラー、それと程度 !?

この程度(ボロか新しいか)で、先ずはその国(その地域)の経済や発展度・ 生活水準などを勝手に想像し分析する。

車種と色は、文化や国民性・税金などを想像するのである。それは同時に 食文化も想像 できる。まあ、全てではありませんが・・・、

そして街中・高速道路を走行しているクルマを見ながら風景とのマッチングを見る。街中の路面、路地の雰囲気や駐車の仕方、民家やビルの色・デザイン、 レストランやcafeの匂いや居る人たちの表情など、色々な部分で日本との違いを考え、比較をして見る。

その国でその国のクルマを走らせてみると、日本で乗る同じクルマでもその母国 ではまるで印象が
違ってくる。やはり道路に合っているのであろうか?
ミッションのギア比やサスペンションの動きと硬さなど、改めて感動をすることがよくある。

その国の空気・温度などでも違いはあるのだろうが、設計開発の根本にその国の 国民性・DNAが混入しているのだと思う。

そしてその感覚・感触が強く伝わってくるのが、イタリア車を筆頭にドイツ・フランス・イギリス・アメリカ
であろうか。その各国それぞれのメーカーはそれぞれ同じように感じられるクルマが多いのである。

石畳の道路・狭い路地を子気味よく走れる小型のイタリア車、

どのメーカーに乗っても同じような匂いやS/W類の操作性が同じような位置にあり、迷わないドイツ車、

走り出した瞬間に言葉の発音にも似た柔らかい雰囲気のフランス車,

移動手段としての乗り物と、遊びやステータスなどを別に追求 しているイギリス車、

雑食性ではあるが国土の広さを物語るアメ車、

それらはその国の歴史的な事情をも物語っているような気もする。

しかし近年のクルマは数か国の合体生産が多くなっている為に、原産国の匂いや雰囲気が薄れてきているクルマも少なくない。

そのメーカーらしいデザイン(アイデンティティー含む)のNewモデルが出ても、話題性はあるが実際に乗ると首を傾げたくなる。

私がよく思う 「 コスト ・ ルックス 瞬間芸? 」 は超スピード時代の世界的な傾向なのかも知れない。

もしかすると、私は固定観念にとらわれ易い、脳みその硬い人間なのかもしれないがハッキリと噛み締めて味わえるクルマが登場して欲しいものだ。

I T 時代 ど真中、「 人・馬 一 体 」 ならぬ 「 人・CPU一体ぜんたい???どうなるの?」よ〜く見ていないと、馬が 美味く(うまく) 無くなってしまいそうで・・・ !?

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