---------------------------------------------------------------------------

第2回   「やっぱり左ハンドル」
yoshino
 

外車(今時は輸入車と言った方がイイかもしれない)=左ハンドル と言うのが頭から離れない人がそこそこ多いはずである。
私もその一人で、おそらく昭和40年位までの人にイメージが強いと思う。

子供のころカッコイイクルマは外車(輸入車)であった、そしてそのほとんどが左ハンドルであった。

1970年代オイルショックの影響から日本のスポーツカーが減った為に,よけいに外車スポーツカーに目が行っていたのであろう。

スーパーカーブームのころ強烈に洗脳された子供が今は30代後半〜40代。

憧れていた左ハンドルを手に入れた人は多いはずだ、それは1990年代の円高による外車の価格が日本車に近づいた理由もある。

バブル期に突入したころ、田中康夫の「なんとなくクリスタル」が流行し、六本木あたりでは
クリスタル族が繰り出した。

外車=高級車のイメージで手に入れたベンツやBMW、スポ−ツカー志向で買ったカマロや
トランザム、みんな左ハンドルであった。

ほんとうは左ハンドルが故に不自由なことが多かったのに、狭い道や縦列駐車など左の方が
運転しやすいと、 やせ我慢していた人も少なくない。

今でも街中でよく遭遇するが、明らかに左ハンドル車であろう運転をしてる人がいる。

クルマの右端の感覚をつかめず右折時に大回りして行く、高速道路で車線の左側ぎりぎりに走行している。
料金所では右に寄れず おじさんがBOXより2歩位出てきてしまう、逆に寄り過ぎてタイヤを
こすってしまう。など私が見ていて危なっかしい人もいる。

ここ数年、右ハンドルの外車が目立つのはクリスタル族出身の、見栄とステータスで乗っていた左ハンドルに疲れ、実用性を重視する人が増えたのと、世間の目が外車に慣れて来たのであろう。右ハンドルのモデルを輸入するディーラーも増えた。

しかし実際に運転してみると、元々左ハンドルで設計されたクルマをむりやり?右ハンドルにしているような輸入車もある。

このようなクルマに乗ると、また違った意味でのやせ我慢をするような気がしてならない。

足元にタイヤハウスが出ている為 左側へオフセットされたペダル類、左ハンドル車のままのワイパーの向きやシフターの向きなど使いづらいクルマもあり、オーナーはそのクルマをチョイスしたビジュアル的理由を自分に言い聞かせ、少々無理に自己満足しているかもしれない。

では、日本車が左ハンドルになるとなにか不自由なところがあるのかと言うと、それがあまり見当たらないのである。

私は日本車でもわざわざ左ハンドルを逆輸入し、今までに数十台手にしてきているが、操作上の不具合を感じた事がまだ無いのです。

日本は輸出大国であり、日本の経済はクルマの輸出無しでは成長しなかったであろう、重要な外貨獲得商品である。

RX−7やフェアレディーZは生産の大半が対米輸出であった。
日本車なのにアメリカ(北米)マーケットに設計を合わせたクルマなのである。

輸出を重要視していた日本は左右どちらでも生産できるように設計されていたのである。
当然今現在も同様で、中には左ハンドルの方が整備性の良いクルマもある。

また過去輸出がメインであったモデルには、日本では無いハイスペックモデルもあり、うらやましく感じたこともあった。

ただし輸出される国によっては日本の気候や道路事情には合わないモデルもあるが・・・

自動車大国の日本、右も左も乗れる幸せな国である。


戻る


All Copyright reserved 2006 Streetlife Co.Ltd