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第3回  「アナログ/デジタル」
yoshino
 

先日近所にオープンしたパチンコ屋へ行った。
めったに行く機会は無いのだが、たまたま行くとたくさん玉が出るものでその後数回は通ってしまう。

しかし結果は、パチンコ屋の売上に貢献するだけで悔しい思いをするのだが1年位すると、また懲りずに行ってしまう。

パチンコ業界は数年前より競争が激化しており、既に昔ながらのたばこの煙が立ち込め、軍艦マーチの流れるイメージで無く、若い女性でも気軽に入れるお店?の雰囲気を各店で演出している。

そのオープンしたばかりの店も例外で無く、必要以上に明るくきれいな店内で、店員も若い女性が
大半である。

店内を見回すと 男女さまざまな年代のお客さんがパチンコ台に向かっている。学生風・サラリーマン
風・OL風・おばあさん・おじいいさん・カップル・・・ 昔はカップルでパチンコ!?と言うのは少なかったのであるが、店作り、演出で来客者の変化・拡大をしているのである。

そして大きな要因としてパチンコ屋への引き付けをしているのが、超デジタル化されたパチンコ台だ、
マンガのキャラクターが出てくる台や有名人が出てくる台など、ビジュアル性の高い物が多く目立つ。

しかも新機種の台が月に何種類も登場するため、パチンコ屋へ足を運ぶ回数が増えるのであろう。

いくら負けても、また行ってみたい気分になるのである。

それは、恐らく TVゲーム感覚+お金 と言うところに気を引き付ける要因があるのであろう。

人間には色々な欲求がある。それを満たしているときに満足感を持ち、幸せを感じるのである。

パチンコ台はアナログな部分で(実際に玉がでる)物欲を満たしてくれる。一方デジタルで表示される
ゲーム感覚さは、勝負でもある訳で、勝敗のスリルさを満喫できる。しかも短時間のあいだに山あり
谷ありだ。

昔、私が子供の頃よくおやじに連れられてパチンコへ行った、景品のあんずの瓶詰めや缶ミカンを
貰って来るのがたのしみだった記憶がある。

その頃の台は玉を左手に20個程にぎり、一個づつ発射レバーの上にある穴へ入れる。右手のレバー
を弾くタイミングと玉を入れるタイミングは、一度や二度やった位ではうまく出来ず、おとなは凄いな〜と思ったことがある。

しかも全員立ったままであった。イスなどはなかった。

天辺の入口を目指し、チューリップを開かせる。始めてチューリップが開いた時の感動は今でもはっきりと覚えている。

その感動は現代パチンコのフィーバーしたときの感覚と同じなのであろう。

パソコン・インターネット・TVゲームなどが家庭や個人にあるデジタル時代に、鉄の玉がガチャガチャと飛び回るパチンコ台は、やはり人間的な欲求を満たしてくれる超アナログさが必要なのであろう。

デジタルの必需性とアナログの重要性、イイとこ取りをしたい物だ。


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