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第9回 「ダートの薦め」
yoshino
 

モータースポーツを始めてから20年以上になるが、サーキットレースもラリーもダートラ・ジムカーナも私は心底好きなのです。

乗り物に乗ってスリリングな事をするのは好きな人は多いと思う、クルマもバイクもボートもハマる趣味である。

自分でその乗り物を操作する行為自体が、人間の欲求を満たしてくれる部分がある。

それがスリリングになると、その操作による満足度は更に増大してくる。
まあ、そうで無い人も多いが・・・

モータースポーツに限らずスポーツとは戦いであって、それが道具を使うか相手がどう居るかでの違いだが、モータースポーツの楽しさはその道具に対しても複雑かつ特殊な技術や経験を有する。
だから余計に楽しいのだろうと思う。

私は当初よりラリーをやってきた、当時はまだ神奈川県でもダート林道がそこそこあって毎晩のように練習に行き、タイヤとガソリン代に給料の大半を使っていた記憶がある。

当然、たまにラリーストの先輩に手取り足取りレクチャーを受け、先輩のナビ席に乗せてもらいそのドライビングテクニックを学んだ。

初心者の頃は走りに行く度にウマくなって行くのが良く分かった。ハンドルの回し方にしても教習所で学んだとほぼ同じで、内掛けハンドル操作などは危険だと言うのがハッキリと分かった。
あえて自分のクルマのフロントをジャッキアップしてハンドルをロックtoロックで回し方の練習もした。

ヒールアンドトゥも中々できずシフトダウンがギクシャクしてしまう、シフトアップもエンジンの回転と車速のタイミングがウマイ人とは全然違いコーナー間スピードが明らかに違う。
ブレーキのタイミングや踏み方、コーナーへの侵入角度、アクセルワークなど同時に複数で複雑なテクニックが必要になることが、ラリーをヤル気にさせたのかもしれない。

ラリーを始めて1年か2年目くらいのある雨の日、通勤途中の裏道をチョット飛ばして走っていたその瞬間に路地から子供が飛び出して来た。
その瞬間に、前方右・左(子供と家の壁)と路面の状況を判断してタイヤをロックさせる事無く回避が出来た。ラリータイヤだったが。

危険で無謀な事をしていた事はその後に反省したが、その時は瞬間的にブレーキ・ハンドルの操作と回りの状況判断し危険回避が出来た事は「一般のドライバーとは違う技術を身に着けられたな」と思った。

その後も雪道や路面の荒れているところでの的確なコントロールが出来た時は自分でも納得していた事がある。 まあ、初心者の頃だったので・・・

アクセルは誰でも踏めば大体は走る、しかしブレーキはただ踏んでも止まらない、人間の頭脳コンピュータで瞬間に状況を分析して身体に指令を出す。

 -- 私の右足は(現在は左も)アンチロック足 -- 

たぶんABS装置より高度な足である。

ラリーストに限らずモータースポーツをやっている人は皆さんそうかな・・・
そうであって欲しいのと、今後もっとクルマが進化してもそうであって欲しい。




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